黒豆の館 かわら版(号外編) 2018年1月18日
【丹波篠山は名木の宝庫だった!!】
国の天然記念物である日本一の巨木から世界唯一の珍木まで、
名木の雄大な生命の物語に迫る
巨木とは、目線150cmの高さで、幹回り4m以上であること。
名木とは、由緒・歴史があり、有名な木であること。 が条件です。
【日本最大のアベマキ】篠山市今田町上立杭
樹高28m 幹周約5.4m 推定樹齢500年
兵庫県指定 郷土記念物・天然記念物
平成5年「日本アベマキ見立番附」で東の横綱となり、日本一の巨木に
指定されました。
今は、臣の木という名で呼ばれ、御神木として祀られています。
【日本一の千年モミ】篠山市大山宮 追手(おって)神社
樹高34m 幹周7.8m 推定樹齢1,000年
国指定 天然記念物
落雷により先端が欠けていますが、堂々たる大モミです。幹のねじれ模様も特徴的です。
写真の左後ろが夫婦イチョウです。
樹高30m 幹周3.8m 推定樹齢300年
イチョウが銀杏を付けるのは、メスのみです。
葉の形も違います。葉の真ん中の切れ込みが深いのがオスです。よくご覧ください。
【寸(ずん)原(ばら)のケヤキ】篠山市黒田
樹高15m 幹周8.5m 推定樹齢300年
県指定 郷土記念物
地域のシンボルとして大切にされてきた大ケヤキです。書籍「ひょうごの巨樹・巨木100選」には、この大ケヤキは旧家の屋敷跡にあったものとありました。「寸原」とはこのお屋敷の屋号だそうです。
ケヤキとしては、県下第3位ということになります。
【宮田の五葉松】篠山市宮田 天満神社
樹高5m 幹周1.5枝振り12推定樹齢700年
市指定 天然記念物
崖の上から下へ傘を広げるように枝を伸ばしている。広がった枝は氏子が棚で支えて、樹勢もすこぶる良い。
【世界唯一のハダカガヤ】篠山市日置 磯宮八幡神社
樹高20m 幹周4.5m 推定樹齢700年
国の天然記念物
三本並んだうちの真ん中の木で、
珍木の所以は、カヤの実が違うことです。
通常、実の皮は三層になっているが、ハダカガヤは二層しかないため、
裸榧と呼ばれるようになったそうです。